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御殿場口 二ツ塚

  富士山麓ガイド 御殿場口二ツ塚

  御殿場口の二ツ塚付近を歩いた。
  私が属しているNPO ホシガラスの会がこのあたりの環境状況(年間を通しての温度、動物の生息状況)調査をするために、温度センサーとセンサーカメラを設置するので同行しました。
  御殿場口の駐車場につくと富士山が見えていました。頂上の雪はだいぶ解けて夏らしくなっていたのに、昨夜の雨が頂上では雪だったようで、少しですが積もったようです。
  御殿場口からの富士山

  すでに初夏を迎えている一帯は、新緑も夏の葉に変わりつつあり、カラマツもきれいな黄緑色の葉を伸ばしています。
  なんと言っても賑やかなのは、エゾハルゼミです。多くの鳥が繁殖期ですがさえずりが聞こえないくらいです。

  下の写真はネズミサシで、この辺りでもあまり見ないようですが、幕岩登山道の脇にありました。針葉が細く鋭いので、ねずみの通り道に置いておくと、ねずみが嫌がって通らなくなるという説明があります。
  幕岩登山道のネスミサシ

  二ツ塚の麓に来ると森林限界です。カラマツの高さが急に低くなります。通常は徐々に低くなるのですが、ここは極端に変化します。かすんでいる御殿場市街地に東富士演習場がみえます。黄緑色になっている細長い部分です。 
   二ツ塚麓の森林限界 二ツ塚麓から演習場

  二ツ塚の向こうに富士山頂が霧の晴れ間に顔を出しました。
  二ツ塚の向こうの富士山

  白く見えるのは、シロバナノヘビイチゴです。群生があちらこちらにあります。ヘビイチゴと言っても赤い実は小さいですがとても甘いです。毒ではありません。ただのヘビイチゴも毒ではありませんが、甘くはありません。
  二ツ塚麓のシロバナノヘビイチゴ

  写真の穴は、ウサギが掘った穴だと教えられました。何のために掘ったのか判りませんが、フジアザミを掘って、ごぼう根を食べた。あるいはとげだらけの葉も食べたか?、寝床か?、想像はその位。
  二ツ塚麓のウサギの穴

  下の写真は明らかにイノシシの掘りまわした跡。何かの根や芽を掘って食べたか、ミミズ等の生き物を探した跡。
  二ツ塚麓のイノシシの掘った跡

  写真はヒメスイバ。本来、この標高にはない草。
  御殿場口の荒地を森にしようと、がんばって木を植えた人々がいます。気持ちはよくわかりますが、この地に本来は無いはずの木を植えてしまったり、下でそだてて持って来た苗木の中に、この標高にはない草の種か苗が混ざっていたりして、結局侵入植物になってしまった草が、この他にもたくさんあります。
  ヒメスイバ

  二ツ塚の麓に温度センサーやセンサーカメラを取り付け、新五合目付近では、侵入植物を調査したりしているうちに、日もだいぶ傾きました。鳥居の先は富士山登山道ですが、まだ通行止めの標識が見えます。
  御殿場口新五合目の鳥居

  御殿場口新五合目付近では、植樹をしてくれた行為の裏で、侵入植物の種か苗を一緒に植えてしまったらしい現象がおこっています。侵入植物がたくさんあるので、それらを駆除する作業が必要になっています。
  そんなつもりじゃなかったです~~と言っても手遅れです。
  GG



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ヤナギラン保護

  ヤナギランの保護活動

  静岡県の県民の森付近で、ヤナギランの絶滅が心配されています。
これまで南アルプスの前衛、山伏(やんぶし、標高2014m)に群生地がありましたが、絶滅の危機に瀕しています。
原因は、シカ。ここでもシカ害が問題視されています。

  ヤナギランを守るために、保護地が作られました。保護地を設定してシカが入れないように防鹿柵で囲んであります。
しかし、移植したヤナギランが今度はススキに負けてしまって増えることができないでいます。
保護地を管理するマンパワーが足りないためです。
  そこで、口坂本の森造りの会にSOSが発せられました。
 
  森造りは一段落していますので、とりあえずどこまでお手伝いできるのか、現場を見に行きました。
  現場はシカが入れないように、厳重に金網で囲まれています。
  探すとヤナギランの新芽は30cm位のものがありますが、他のススキやアシに負けています。
  保護地内の遊歩道にも他の草がはえています。長い間手入れがなされていないことが判ります。
  保護地遊歩道

  ヤナギランを探すと、ところどころに小さな群生地がありました。これはその一つ。
  保護地内群生1

  もう一つの小さな群生地。
  保護地内群生2

  保護地内の状況は把握できました。
  対策としては、ススキやアシ、その他の雑木を伐ることに衆議一決。
  7月に口坂本の森造りの会の他のメンバーも来るようです。
  その日にあわせて、必要な道具をそろえて作業に来ることにしました。
  これも長い取り組みになりそうです。今年のヤナギランの開花が、楽しみです。

  GG

            
          

口坂本の森造り

  口坂本の森造り

  静岡市内のいろんなグループが集まって、中部農林事務所の指導を受けながら、口坂本で森造りを始めて10年位になります。ここは元々スギの人口林だったところを皆伐して、落葉広葉樹の森に作り変えている場所です。

  10年もたつと、植林した木も十分に大きくなって、下草刈などの作業も不必要になりました。しかし、育ちの遅いブナの稚樹は防鹿柵を破って森に入った鹿に、全部食べられてしまいました。そこで、ブナの稚樹の植えなおしをしたいと考え、作業を始めました。

  最初に、ブナの稚樹集めです。近くの県民の森のブナの大木の下に行って稚樹を探し、8本を集めました。これらの稚樹は親木の下では育ちませんし、すぐに鹿に食べられてしまいますから、もう少し日が当たる場所に移し防鹿柵を施すことにします。

  まず、中部農林事務所の課長さんに、集めてきた稚樹の植栽方法のレクチャーを受けます。
重要なことは、たっぷりの水を入れて、根をしっかり押さえることです。
  稚樹植栽のレクチャー
  
  早速、班に分かれて植栽です。
  ブナの稚樹植栽1  ブナの稚樹植栽2

  これが、今回私たちが考えた防鹿柵です。以前、苗を植えたときに使って不要になった支え棒を活用しました。
  防鹿柵

  作業を終わって昼食後の記念写真です。
  集合写真

  今回、8本のブナの稚樹を植えました。この内何本が活着するかわかりませんが、一つの実験で息長い活動になりそうです。

  GG 

 
              

青木ヶ原樹海のギンリョウソウ

  富士山麓ガイド 青木ヶ原樹海のギンリョウソウ

  青木ヶ原樹海のガイドを依頼されて、樹海の森の一部と西湖コーモリ穴を案内しました。
  西湖コーモリ穴は、商業洞窟で内部は照明もありヘルメットも貸してもらえるので、安全に見物できます。
ただ、人手がずいぶん施されているので、天然の洞窟のような感じがあまりしませんし、洞窟の名前についているコーモリと会うことはめったにありません。ただ安全に洞窟を見て、地底を感じることはできます。
  
  幼稚園の子供達も安全に洞窟を勉強?できます。

  青木ヶ原樹海は、怖いところとか自殺者が多いとかいろいろ言われますが、しっかりした装備で入れば怖いところではありません。なんといっても頼りになるのは、GPSです。GPSもいろいろありますが、森の樹木で衛星からの電波を捉えられない機種もあるし、スマホのアプリでも電波を捉えられなくて、自分がどこにいるのかわからなくなるアプリもあります。
  信頼できる機種を選ぶことが肝要です。

  下の写真は、コーモリ穴駐車場のすぐ近くの森です。遊歩道から10m外れると道がわからなくなります。
  青木ヶ原樹海

  今の季節(6月~8月)、遊歩道を歩いていると、下の写真のような花を見つけることがあります。
ギンリョウソウ(銀竜草)というツツジ科の多年草です。
  葉緑素を持たないために、真っ白ですが、頭についているのは、花です。
こんな外見から、気持悪がられたり、ゆうれい草と呼ばれたりします。そして青木ヶ原樹海ですから、余計な憶測をよびます。
  この花は、日本全国どこの山でも見ることができるようです。葉緑素を持たない腐生植物で、昔は腐った落ち葉から養分を吸収して生きていると教わりましたが、実際はベニタケ科のキノコの菌糸から養分をもらっているようです。ベニタケ科の菌糸はマツ科やブナ科等の樹木から養分をもらっていますから、間接的にそれらの樹木から養分をもらっています。
  青木ヶ原樹海ではマツ科の樹木が多いので、そのあたりを捜せば見つけられます。

  ギンリョウソウ

  キノコの菌糸は、長く糸を伸ばして水分やミネラルを集めて樹木に供給しています。そのお返し?に樹木から光合成で生成した養分をもらっています。
  ギンリョウソウはその養分をきのこの菌糸からもらっていますが、お返しに何かしているかどうかはまだ不明のようです。

  GG

安倍峠散策

  富士山麓ガイド

  安倍峠を散策した。
  初夏とは言え、まだかすかに新しい緑の雰囲気が残る奥山。
  静岡県と山梨県の県境。静岡県側からは車で訪れることが可能。山梨県側は土砂の崩落で何年も通行止め。
  
  梅ヶ島温泉からは車で40分位。落石の多い道なので大雨の時はちょっと危ないです。峠の手前の駐車場には20台以上が駐車可能でトイレもあります。
  そこで車を下りて舗装道路を歩きます。県境までは10分位でしょうか。このあたりは熊の目撃情報がある所ですから、みんなでわいわい話しながら進んだ方が良いと思います。
  安倍峠県境

  舗装道路から右の谷をのぞくと旧登山道が見えて周りはオオイタヤメイゲツの純林です。また、舗装道路沿いにはミズナラの新しい葉を観察できます。雄花の枯れたのもまだ、枝にのこっています。
  ミズナラの新緑

  道路を歩き始めたころから、ずっとオオルリのさえずりが聞こえていました。鳥のさえずりでは一番美しいといわれる声です。枯れ木のテッペン(先端)にやっと姿を発見しました。カメラをズームアップして捕らえましたが、手振れが恥ずかしい。
  オオルリの囀り

  車で登ってくる時、駐車場の手前に登山道へ降りる道があります。そこをたどってくればこの看板下の登山道の峠に出ます。
  あたりはオオイタヤメイゲツの純林であることは先に書きましたが、その紅葉を見るなら登山道を行った方がきれいです。
真っ赤な紅葉が観察できます。
  安倍峠看板

  雨も降りそうだし、車に戻って帰りはじめた時、途中の斜面上方にカモシカを見つけました。
  カモシカは、出会うとじっとこちらを見つめる習性があります。車を止めて運転席横からカメラを取り出して映すまで、待っていてくれました。
  安倍峠カモシカ

  鳥のさえずりをたくさん聞けると言われて安倍峠を訪れたが、ほとんどオオルリだけでした。
  安倍の峠を下る様をカモシカが見送っていた。「おまえかー」とつぶやきながら、カーナビに写った決まった道を下った。

  GG

コンヤ温泉に行って来ました

  コンヤ温泉に行って来ました

  梅ヶ島温泉郷のコンヤ温泉に行ってきました。
  梅ヶ島温泉郷は、この5月に環境大臣に国民保養温泉地に指定されたばかりです。
  コンヤ温泉には宿泊施設は3ヶ所しかありませんが、その内の大野木荘に行きました。

  大野木荘は、木造の落ち着いた雰囲気の建物です。部屋の窓からは森や石楠花や蕗の庭をながめることができます。
  私達は日帰り入浴ですが、昼食を頼んであったので部屋に案内されてゆっくり休むことができました。
  大野木荘玄関

  一休みの後、お風呂に入りました。
  男湯は私一人でまずは内湯を堪能しました。楽しみにしていたのは、pH 10.3のアルカリの感触です。風呂の中で手足をこするとヌルヌルして、アルカリが濃いという感じがします。  
  大野木荘内湯

  温泉で最も楽しみなのは、露天風呂です。周りの森や風呂の周りに作られた庭園を楽しみます。雨よけの屋根が作られているので、空を感じられないのはちょっと残念です。
  湯船のそばには大きなヤマザクラの木がありました。私の地元の山や富士山麓の森でも見たことが無いようなヤマザクラ(種名は不明)です。
  大野木荘露天風呂 大野木荘露天風呂

  風呂の後は昼食。マグロの刺身以外はすべて地元の田舎料理。普段小食な私も、全部たいらげました。写真のほかに山菜のてんぷらとヤマメの塩焼きが出たのですが、食べるのに夢中で、すっかり写真を忘れました。
  大野木荘料理

  車での旅なので、ビールはノンアルコール。たまには泊まりで行きたいですね。

  GG

富士山麓ガイド 初夏の富士山

 富士山麓ガイド 初夏の富士山

  御殿場に用事があって、その帰りに富士山スカイラインを通って戻りました。
登山道を三合目あたりまで登って富士山の見えそうなところの路側帯に車を止めました。

  樹木の葉っぱは、この辺りでは、もう新緑を過ぎ夏の葉っぱになっています。
 登山道の夏の葉

  富士山の姿が大きく見える場所を捜して、路側帯に駐車し、少し歩きました。
  富士山の頂上の雪もだいぶ解けて、夏山に近づきました。
 これなら宝永火口へ遠足に行くという子供達も、安心して登れると思います。
(知っている小学校が、近く宝永火口に行くと言っていたので)
  登山道から夏富士

  車を止めた近くにトウゴクミツバツツジが咲いていました。やや時期を過ぎているような感じです。
  道路沿いに結構咲いています。車を止められる路側帯が少ないので、やや歩かねばなりませんし、道路横断も十分な注意が必要です
  登山道のトウゴクミツバツツジ

  登山道を下って西臼塚に来ました。ここは広い駐車場があって、富士山がよく見えるのでたくさんの人が訪れます。お互い他人が写らないように譲り合って撮ります。
  西臼塚から夏富士

  富士山の麓は、もう夏山になっていました。以前、防鹿柵を見に行った時は冬の格好をして行ったのに。
今年も富士山での活動がたくさんあると思いますが、あっという間に過ぎていくような気がします。

GG
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